身内の手術は執刀するな

(以下、ぼかして書いています。)

先日以前一緒に働いていた先輩医師に久々に会いました。
私よりも15歳上の大ベテランな先生で、いつも慎重で的確な診断をされていた方です。

この先輩に会うと思いだしてしまうこと。
この先輩らしからぬ決定的な誤判断をされたことです。
そしてそれは実のお母様に対してです。

「母(70代)がここ2か月で5キロも体重が減っている」
「食欲がないようで食べたがらない」
ということを雑談で話されていました。
「じゃあ、うちの病院で胃カメラ、大腸カメラ、CTでもどうですか?
悪性腫瘍のルールアウトを取り敢えずしときませんか?」
ということを私がポロっと言ったら…
「母はそんなんじゃない!」
とかなり気分を害されてしまい、私はそれ以上何も言えませんでした。

腑に落ちなかったです。
だって御高齢だし取り敢えずは悪性疾患除外が鉄則だと思うのに。
でも実際にそのお母様を私が診察しているわけではないため、それ以上強くは言えませんでした。
先輩が毎日家でみているなら、その判断の方が正しかろう、と思ったのです。

で結局は体調は悪くなる一方で、お母様がお一人で近所の開業医に点滴に行くようになりました。
そこで診たドクターがお腹にエコーをあて、
「おそらく悪性腫瘍による腹水です。紹介状を書くのですぐにA病院に行ってください」
となったそうです。

そして慌ててA病院に行ったところ、お母様は進行癌でした。
もう多数の臓器に転移がみられ治療の術がなく、緩和医療しか道がありませんでした。
癌判明から3か月程度で御永眠されました。



先輩は
「あの時、体重が減っていると分かった時、どうしてCTをすぐに撮らなかったのだろう。
癌の可能性を考えなかったのだろう。
まさか自分の母親に限って悪性疾患と言うことはない、信じたくないという気持ちが先に立ってしまった。
医者なのに、一緒に暮らしていた母のこと的確に診れてなかった。」
と非常に落ち込まれていました。

「身内の手術は執刀するな」
ということを研修医のころオーベンの先生から言われ半信半疑でしたが、今なら納得できます。
今回の話は手術ではないですけど、やはり身内だと感情が先行する分、
鑑別疾患を挙げるにしても的確な判断が難しいのだと痛感させられました。

そして私も、早い段階で積極的な検査をするよう先輩にもっと強く言えば良かったと後悔しています。

 

ちょうどこの季節の出来事だったので思い出してしまいました。

身内を診るときはいつも以上に冷静に、と肝に銘じる一件でした。


 



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人間ドッグ後の要精査に行ってきました(卵巣編)

今年初めに受けた職場の人間ドッグで乳腺と卵巣で「要精査」となった話の続きです。

【過去記事】
・人間ドッグを受け、要精査に
・人間ドッグ後の要精査に行ってきました(乳腺編)

卵巣に関しては、後日同僚の婦人科のドクターと相談し骨盤MRIと腫瘍マーカー(血液検査)を行いました。
どちらも悪性を疑う所見ではなかことが確認できました。
MRIを見る限りは子宮内膜症性嚢胞(良性)のようだったのです。

そして婦人科の先生から「経過観察のエコーをしておきましょう」
と言われ、8月に入ってから再度エコーでチェックしてもらいました。

エコーでみると卵巣の嚢腫の大きさは変わらず。
婦人科の先生とMRIを一緒に見たのですが「やっぱり内膜症性嚢胞でしょうね」と。

薬物療法するかどうかなのですが、現時点では「しない」ということにしました。

とりあえずひと段落です。



普段は検査する側、良性・悪性の判断を下す側ですが、
いざ自分がされる側だとやはりイヤなものですね…。

今回診察してくれた婦人科のドクターも

「私も患者さんには『こうなるまでどうして放っておいたの?』『もっと早く来れなかったの?』なんていうけど、
いざ自分のことになると検診後の要精査に行くのが怖くって。
全然人に言えた立場じゃないわ。」

と言っていてお互い苦笑いでした。

 

 

早期発見に越したことはないので、

来年も人間ドッグをきちんと受けたいと思います。

 



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久々にピグマリオン教室へ

花子4歳5か月・年中。

この連休中、以前通っていたピグマリオン教室で単発レッスンを受けました。
先生にお会いするのは実に3か月ぶりです。

花子さんは通塾を辞めてからも「ピグマリオンの先生に会いたい」としばしば言ってましたので喜んでいました。

今は自宅で家庭学習教材第二グレードの32あたりをやっているのですが、
10~20の和の計算に時間がかかって、このままでいいのかなぁ…という一抹の不安があり。
先生に現状を見ていただきたいと思っていたのでした。

レッスンをしていただいて先生からは、
#数に関して
「家庭でよく取り組んでいる様子が分かります。
指を使わず、また暗記にもならず、数(ヌマーカステン)をイメージして答えることができているので
今の調子で進んでいって良いでしょう。」

#計算スピードに関して
「今はスピードは重視の段階ではない。
いかにヌマーをイメージできるかが大切なので急かす必要はないです。」

とアドバイスいただいて安心しました。
またイメージできるようになるためには、
「ヌマーカステンを与え過ぎない(見せすぎない)方がよい」
と教えていただき、眼からウロコでした。

答を出すのに時間がかかっていると「ヌマー見る?」といってヌマーカステンを花子さんに渡していたんですが、イメージしようとしている中でそれは良くなかったようです。

この塩梅は私一人では分からなかったなー。

 

そのほか、
もっと左右や方向弁別、重さ比べなどの論理力・思考力を鍛えた方がよいです。

といわれ、最近その手のことをやっていなかった!と反省しました。
ついつい数の問題は成果が分かりやすいから熱心に取り組みがちになっていました。

それらをペーパーでやるのもいいですけど、あまりペーパー重視にはなりたくないので、
日常生活の会話でも意識的に盛り込まねば…と気付かされました。
久々に先生にお会いできて有意義でした。

私は幼児教育に関して情報収集能力や分析力にも長けていません。
(きちんと情報収集して外部講師に頼らずお家学習を実践されている保護者の方のブログを拝見するとすごいな~と溜息が出ます。)

 

私の場合はそんな風に上手くできないので、ポイント毎にプロの手を借りるという方がよいなと思いました。
また2,3か月後、予定が合うときにレッスンを受けに行きたいと思います。


☆幼児でも分かりやすいトランプ

トランプは数能力を鍛える上でとても便利な遊び道具なので積極的に使いたかったのですが、
花子さんは数字のみが書かれたトランプに拒絶感を持っていました。
そのためこちらのアーテックの知育トランプを利用してきました。
これだと数字の分だけ、虫や花の絵が書いてあって数がイメージしやすいという利点があります。
また同じマークの数字を順番に並べると絵がつながるという遊び心もあって、
4歳前後の花子さん受けがとても良かったです。
ちょっと紙が脆いのが欠点ですが、花子のようにトランプ(数字)に抵抗感あるお子さんにはなかなかおすすめです。

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by カエレバ

 



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娘のシューフィッターさん

連休初日は娘がお世話になっているシューフィッターさんに会うため、
越谷レイクタウンの巨大イオンモールへ家族3人で出かけました。

ここのシューフィッターのTさんにかかり始めたのは今年の4月からです。
見ていただくのは2回目です。

足の幅が狭く市販靴が合わず苦労してきた私。
そのため娘の足・靴に関してやや神経質になっております。

3歳の時、子供の足を考えるセミナー(講師としていらっしゃったのはこちらの方など)を受講してからは、そこでお勧めされた都内近郊の子供専門のシューフィッターさんのところを訪ねていくようになりました(好奇心や私自身の勉強も兼ねてです)。
他にも行きましたが結局、越谷のイオンモール内に出店されている靴屋ブロックスさんのTさんにみてもらうことで落ち着きました。


 
自分自身も、また娘も、いままで複数のシューフィッターさんにお会いしてきましたが見立てはまちまちです。
(これは病気で病院にかかると医者によって見立てが違うことと似てます。
だからシューフィッターAさんに言われたことと、フィッターBさんの見解が違った!と言っても仕方のないことだなと思います。
経験や信念が違うのだから。)

そんな状況ですが、娘の足や歩き方をみて下さったシューフィッターさんたちは、
「やや細い足だけど、筋肉の発達、足指力はよい。よく歩いている足だ。足首も捻れていない。」
と口を揃えて仰います。

2歳前半から1日2km歩かせて脚力を付けさせるようにしてましたし、
足首のためにハイカットシューズを履かせたり、
ベロクロで調整できる靴以外は禁止してきましたからね。
それなりに成果は出ていて母としてはほっとしています。

勿論こんなに注意しなくてもノートラブルで済む足の方も多数いらっしゃいます。
だから神経質だなと感じられるかもしれませんが、娘は私に似た足・骨格のためノーケアは無謀なのです。


 
今回もTさんに現状を見ていただいて、

・インソールを入れて矯正するような問題は現時点ではない、
・ドイツ製のやや幅狭い靴の方がベターだけど、
 日本製の靴(アシックスの2本ベロクロタイプ)でも履き方を間違えなければ対応できる足、

とのことで、娘の見た目の好みで新しい靴を選べました。

前回Tさんから正しい靴の履き方を伝授され、
花子はそれ以降「踵トントン、ベロピッピ、ベルトをギュー」を守っています。

ユルユル状態は気持ち悪いと思う感覚がついてきているようなので、よしよしと思っています。


足や姿勢が大切なこと、年をとるほど私自身痛感させられてますし、
患者さんを診てても、その医学的に原因不明な倦怠感の根本は姿勢なんじゃないの?ということもよくあり。



花子さんには私と同じ轍を踏まないように・・・という思いで、
わざわざ電車で1時間かけてもこの人ならお任せできそうだと思えるプロのもとに連れて行っているのですが、
この親心が花子に通じるのか?



靴のあとはフードコートでランチし、花子さんお楽しみの屋内遊具へ。

ここのところ花子さんと大型ショッピングモールに来たら、もれなく室内の有料遊具施設で遊ぶというのが定番化してきてます。

イオンモール内のモーリーファンタジーの遊具施設(30分600円、延長30分で400円)で1時間遊んで満足してました。
ある程度大きい子は親が一緒に入らなくても良いらしく、親はしばし休息タイムとなりました。

この越谷のイオンモールは日本最大級だそうで、年間来場者数も5000万人とデイズニーリゾートの2倍の集客数なのだとか。
本当に広くかつ連休中とあって人も多かったため、ごく一部しか立ち寄れませんでしたが、
Tさんに会うため今後も半年に1回程度は行くことになりそうなので、また探検してみたいと思います。
 


☆上履き問題

シューフィッターさん達は口を揃えて、
一番長時間身につけている上履きにも気を付けてと言われます。
ベロクロ(マジックテープ)で調整できて、踵がしっかりしたものが理想的で、
昔ながらの上履き(踵ふにゃふにゃでゴムバンド付き)はNGとのこと。

我が家はお勧めされたこちらをずっと使っています。



 



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呼び寄せ高齢者という選択肢

この残暑の最中、今回も田舎に一人暮らしする実父が上京し、しばし滞在の後帰って行きました。
父は81歳。
持病はありますけど一応一人暮らしはできています。
同年代の方に比べると元気な方に入るし、頭もまだクリアな方だと思います。
実家は交通の便が悪いところなので新幹線+在来線では東京まで片道7時間かかりますが、
1人で行き来できます。
(飛行機もありますが、自宅から県内空港へのアクセスが悪いのと、便数が限られているので使い勝手が悪いです。)

3,4年前から兄弟の間で「そろそろお父さんの一人暮らしはまずいのでは…?」という話が何度も出ていますが、
具体的な解決策が講じることができていません。

特に2年前に怪我で入院したときは歩行障害があったので(←ただしリハの甲斐あって回復)、
「退院後は少なくとも2週間くらいは東京の我が家で暮らそう」と一番上の兄が主張したのですが、
父は首を縦にはふりませんでした。
住み慣れた環境から切り離すのも可愛そうかな…という思いもあり、
私も2番目の兄も無理に東京で暮らせ、と強要はできませんでした。

最近は2年に1回入院していて、そのペースであれば今年は当たり年。
また急遽駆けつけなければならない事態がいつ起きるかと、ヒヤヒヤしています。



都会で暮らす子供が、田舎に住む老親を近くへ呼び寄せて住ませた場合「呼び寄せ高齢者」というのですね。
NHKクローズアップ現代でも取り上げていました。→こちら★

私の同僚や患者さんをみても、確かにこの「呼び寄せ高齢者」増えてます。
「呼び寄せ高齢者」のデメリットは上記NHKサイトにも書いてありますが、
高齢親が新しい都会での環境になじめず、またコミュニティから孤立してしまうことです。
その結果、うつになったり認知症が進むこともあります。
(お年寄りはただ最寄りの病院に入院するだけでも認知症の症状が出ることもありますよ~。
そして入院が長引くと、どんどん痴呆が進むこともしばしば目の当たりにします。)

うちの父も東京に呼び寄せることが幸せなのか、
それとも1人暮らしを続け田舎で亡くなることの方が幸せなのか。
どちらが良いのか分かりません。
多分両方やってみて(←現実には片方しか選べないので無理ですが)、
後から振り返らないとどちらが良かったかなんて評価できないはずです。

本人は「どうしても立ち行かなくなったら、東京で世話になろうか」と遠い未来のことのように言うのですが、
(多分それは現実を直視したくない心理が働いているからでしょうけど)
もうそのタイミングが来ているのではないかと思うのです。

 



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